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喪中の時、お年玉はあげてもいいの?

2020 3/10

喪中で迎えるお正月、いつものように過ごすのはマナー違反になるのでは?と気を使ったりするものですよね。やってはいけないこと、避けた方がいいこと、前もって知っておけばいざという時困ることはなくなるでしょう。

お正月の楽しみといえばお年玉!子どもたちは楽しみにしているはずです。でも、喪中お場合にお年玉をあげてもいいのでしょうか?今回は我慢してもらうべきでしょうか?さっそく調べてみました!

喪中の時、お年玉をあげてもいいの?

まずお年玉にはどんな意味があるのか、誰にあげるものなのか見ていきましょう。もともとは、お年玉はお金ではなく「餅」でした。お正月のお餅を配ったというわけではなく、お年玉のお餅は特別なもの、新年の神様「年神様」の御魂が宿った餅玉です。

新たな年を迎え、年神様が家にいらっしゃるとその御魂が餅玉に宿るといわれています。御魂が宿った餅玉を、その家の家長が家族に分け与えた、これがお年玉の由来だといわれています。

お年玉がお餅からお金に変わった時期には諸説ありますが、江戸時代にはすでにお金をお年玉として渡していたといわれています。お年玉は目上から目下へ渡すもの、家長から家族だけでなく、家族間だけではなく主人から使用人へ、師匠から弟子へと渡されるようになり、今では大人が子供にあげる風習になっています。

お年玉はおめでたいお正月に渡されるものですから、やはり喪中の場合はあげてはいけないのでしょうか・・・?

服喪期間を過ぎていればOK

お年玉は新年が明けてから渡すもの、新年おめでとうと言って渡したりしますよね。年始を祝うための風習なのですから、やはり喪中期間ならお年玉を渡すのは控えた方が良さそうです。

でも、喪中期間って具体的にいつからいつまでなのでしょうか?喪中、喪に服する期間を「服喪期間」といいます。これは家族・身内が亡くなってから一周忌が明けるまでとされていますが、実は服喪期間は故人との関係によってその長さが異なります。

亡くなってから一周忌までを服喪期間とするのは、自分から見て父母、養父母、義父母になります。祖父母の場合は3ヵ月から6ヵ月、兄弟姉妹なら1ヵ月から3ヵ月、自分の子どもの場合は3ヵ月から12ヶ月になります。

それぞれ服喪期間を過ぎていれば、お年玉をあげるのももらうのも問題ないでしょう。

気になるのならば「お小遣い」としてあげることも

お正月のお年玉を楽しみにしている子どもたちに、喪中だから「今年は我慢して!」というのはちょっと可哀そうな気もしますよね。お年玉自体がお正月のお小遣い感覚になっており、新年の儀式としての意味が薄れてきていますから、喪中であってもあげる人がほとんどではないでしょうか。

でも、やっぱり喪中を意識して、お年玉をあげる時はお正月用のポチ袋などは利用せず、普通の封筒に入れるなど配慮します。気になるのならお年玉ではなくお小遣いとして、あるいは書籍代という名目で、表書きすれば良いでしょう。

喪中のお正月に注意したいこと

お年玉の他にも、喪中のお正月では避けるべきことや注意したいことがいろいろとあります。うっかりしていた、知らなかったと慌てないために、以下のことを参考にしてください。

お祝いの言葉を避ける

お正月ならどこに行っても、誰と会っても「あけましておめでとうございます」と挨拶するのが一般的、でも喪中であるならいつもと同じように「おめでとうございます!」とは言えないでしょう。

でも、知人に会ったり新年最初の出勤で、あけましておめでとうございますと言わないで、どんな挨拶をすればいいのか迷いますよね。また、向こうから「あけましておめでとうございます!」と声をかけられた場合も、どう返せばいいのか困ってしまうかもしれません。

自分が喪中であることをご存じの相手なら、気を使ってくれるかもしれませんが、世の中全体がお正月一色になっている時だと、そんな事情も忘れてしまっているかもしれません。とにかく、おめでたいお祝いの言葉を使うのは避けることです。まず通常時の挨拶をした後で、「本年もよろしくお願いします」、「昨年はお世話になりました」など、新年らしい挨拶をするようにしましょう。

ただ、自分は喪中ではなく相手が喪中の場合で、相手の方から「あけましておめでとうございます」と新年の挨拶をされた時は、同じように「あけましておめでとうございます」と答えて問題ありません。逆に喪中の方に対して、自分からはおめでとうございますと挨拶しないようにしましょう。

また、お正月といえば年賀状も出したりもらったりしますよね。年賀状にも「明けましておめでとうございます」や「謹賀新年」など、お祝いの言葉を書くのが一般的。自分が喪中なら年賀状を出すことはしませんが、喪中の方へ年賀状に代わる「年始状」を出す人もいるでしょう。

もし年始状を出すのなら、喪中の方への配慮としてお祝いの言葉は使わないようにします。あけましておめでとうございますの代わりに、「新年のご挨拶を申し上げます」や、「昨年はいろいろとお世話になりました」などと書きましょう。

おせち料理をさける

お正月には欠かせないおせち料理も、おめでたい意味が込められているので喪中にはふさわしくないといわれています。おせち料理に使われている鯛や海老、紅白のかまぼこ、紅白のなますなど、見た目からしてお正月らしいおめでたい雰囲気がありますよね。

でも喪中だからといって、毎年食べているおせち料理がないお正月は物足りないはず。それに、おせち料理には「正月くらい家事を休めるように」という意味もあるので、まったく無しでは主婦も大変でしょう。

ですから、お祝いやおめでたい意味がある食材・料理を外し、ちょっと地味なおせち料理を用意しても良いでしょう。「おせち」ではなく普通の料理として食べれば問題ありません。外した方が良い食材・料理は、鯛、くわい、紅白かまぼこ、紅白なます、それに菊花かぶなどです。逆に入れても大丈夫な食材・料理には、黒豆、サトイモ、レンコン、ゴボウ、伊達巻などです。

おせち料理は一般的に重箱に詰めるものですが、この重箱にはおめでたいことを「重ねる」という意味があり、不幸があった喪中にはふさわしくありません。喪中におせち料理を食べる時は、重箱を使わず普通のお皿などを使うようにしましょう。

最近は喪中おせちという、一般のおせちとは内容が異なる喪中用のおせちを通販で購入することもできます。おせち料理と並び、お正月に欠かせない料理に「お雑煮」もありますが、こちらも本来はおめでたいお祝いのための料理ですよね。喪中でも、紅白や寿の文字が入ったかまぼこなどを使わなければ、お雑煮を食べても構わないようです。

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まとめ

様々な楽しみがあるおめでたいお正月、喪中だからとすべて我慢するのは残念ですよね。子どもたちがお正月に最も楽しみにしているお年玉は、服喪期間が過ぎていれば問題なくあげられるし、もらうことができます。服喪期間が過ぎていない喪中であっても、お年玉とせずお小遣いとして渡せばOKです。

おせち料理やお雑煮は、いつものお正月とはちょっと内容が異なるのですが、全く口にできないわけではありません。できるだけお正月らしさを消し、普段食べているような料理としていただきましょう。喪中であるなら今回は重箱もお休み、普通のお皿・食器に盛り付けます。

おめでたいお祝いの言葉も避けなければなりませんが、喪中であってもお正月であることには変わりありません。喪中であることの意識を持ち、派手にならないように注意してお正月を楽しんでください。