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生おせち(冷蔵おせち)・冷凍おせちの違い

2020 2/27

昔は年末になると、どこの家庭でも大掃除と並行しておせちの準備もしなければなりませんでした。黒豆をコトコト煮たり、お煮しめの野菜を切ったり、その前の素材の買い物も年の瀬の忙しい中大変だったことでしょう。

でも今は、美味しく出来上がったおせちがお重に詰められ、宅配で届けられる時代になりました!作っている時間がない、そもそも作り方が分からない、でもおせちがないお正月なんて物足りない、という時に便利で助かる既製品のおせち。

お取り寄せ・通販で購入できるおせちには、冷蔵で届けられる「生おせち」と冷凍で届けられる「冷凍おせち」がありますが、どっちを選んだらいいのか迷うかもしれませんよね。この2種類のおせちについて、その違いを調べてみました!

生おせち(冷蔵おせち)・冷凍おせちの違い

生おせちと冷凍おせち、まず分かる違いはどんな状態で手元に届くのか、ですよね。冷蔵でそのままでも食べることができそうな生おせちと、カチカチに冷凍されそのままでは食べることができない冷凍おせち。それ以外に、どのような違いがあるでしょうか?見ていきましょう。

生おせち(冷蔵おせち)

生おせち(冷蔵おせち)は、作ってから冷凍せずにそのままの状態で自宅に届き、すぐに食べることができます。冷凍ではないおせちというと、一品ずつ真空パックされたものもありますが、生おせちの場合はすでに盛り付けた状態で販売されることも多く、消費期限が真空パックよりも短いのが特徴です。

メリット

生おせち一番のメリットは、風味が高いということ。冷凍した料理は解凍の仕方によっては風味が落ちてしまうことも多く、作り立ての味を保持することが難しいようです。冷蔵で届く生おせちなら、作り立てを冷蔵したものですから風味も落ちにくく、解凍する手間も必要ないので便利です。

冷凍で届くおせちなら、食べる時間を考えて解凍しなければなりませんが、生おせちなら届いてすぐ食べることができます。うっかり解凍し忘れて食べられなかった、ということがありませんから、年の瀬の忙しい時には冷蔵の生おせちが便利でしょう。冷凍には向かないような食材を使った料理も、冷蔵の生おせちなら美味しく食べることができます。

また、すでに盛り付けてある生おせちなら、そのまますぐに食卓に並べることができます。真空パックされたおせちの場合、いちいち一つ一つ真空パックから取り出し、お重箱に詰めていかなければなりません。お重箱にそれぞれの料理をキレイに詰めていくのは、経験がないと難しいでしょう。

真空パックも、中身を出したらそれはゴミになります。何かと出るゴミが増える年末年始、収集日までが待ち遠しくなることもあると思います。その点、すでに盛り付けられている生おせちなら、空いたパックのゴミが出ることもありません。

デメリット

生おせち(冷蔵おせち)の一番のデメリットは、消費期限が短いということでしょう。冷凍なら自宅に届いても、解凍するまでは保存が可能ですぐに食べてしまわなくても大丈夫ですが、生おせちの場合多くは1月1日か1月2日までの消費期限で、それまでに食べ切ってしまわないといけません。

また、保存性を高めるために濃い味付けになっているものもあります。もともとおせち料理は、お正月に家事をしなくても良いように保存がきく濃い味付けで調理するのが一般的でした。しかし、昔のような濃い味付けは好まれなくなってきていますから、生おせちを食べて味が濃いと感じる人もいるかもしれません。

生おせちを宅配してもらう場合、届くのは12月31日の大晦日がほとんどです。何かと忙しい大晦日なのに時間指定ができるとは限らないし、確実に受け取ることができない人なら、生おせちを注文するのは難しいかもしれません。冬季ということで、大雪など天候が悪かった場合、1月1日に間に合わないことも。届いたとしても、遅れてしまったから消費期限過ぎていた・・・ということもゼロではありませんよね。

冷凍おせち

お取り寄せ・宅配のおせちといえば、冷凍おせちが主流のようです。冷凍というと、味は期待できないのではと思われがちですが、冷凍技術が年々進歩し作り立てに近い状態を維持できるようになり、冷凍とは思えないような風味の良いおせちも登場しています。

メリット

冷凍おせちのメリットは、賞味期限が長いということ、時間に余裕をもっておせちを用意できるということです。前もって配達してもらい、冷凍庫で保管し都合に合わせて解凍して食べることができます。

冷蔵の生おせちなら消費期限が短く、1月1日に食べることを前提に注文しなければなりませんが、冷凍なら1月2日でも3日でも、それ以降でも大丈夫。食べるタイミングに合わせて解凍すればよいので、日持ちを気にしなくても済みます。

また、冷凍おせちは盛り付けた状態で届くので、時間に余裕がない人や盛り付けに自信がない人にもおすすめ。冷凍技術が進歩していますから、鮮度や風味があまり落ちておらず、美味しく食べることができます。

冷凍で保存できることから、保存料などの添加物が少なく済むのもメリット。濃い味付けにする必要がなく、健康を意識した通常よりも薄味のおせちもあります。「おせちは味が濃くて・・・」と敬遠しがちな人でも、薄味の冷凍おせちなら好みに合うかもしれませんね。

デメリット

冷凍おせちのデメリット、一番はやはり解凍する必要があるということでしょう。届いてすぐには食べることができないのはもちろん、解凍に時間がかかるので冷凍庫から出す時間を間違えてしまうと、食べたいタイミングで食べることができなくなってしまいます。

また、食材や料理によっては解凍できるまでの時間が異なることがあり、食べ始めたらまだ凍っていた、ということも。それに、冷凍技術が進歩しているとはいえ、中には風味や触感が落ちてしまう料理もあるようです。

キレイにお重に詰められて届くのはありがたいのですが、一部だけを食べたいからと解凍することは難しく、一度解凍してしまったら再び保存することはできません。それに、解凍の仕方によっては、美味しく食べることができないのもデメリットです。

冷凍おせちの解凍は、商品に記載されている解凍方法を守ることが大切です。一般的には、冷蔵庫で徐々に解凍していく「低温解凍」が推奨されています。冷蔵庫で一定の温度を保つことができ、風味や触感を損ないにくく作り立てに近い味わいになります。

ただ、この方法だと解凍には24時間かかることが多く、冷蔵庫に余裕がないとちょっと困るかもしれません。室温にそのまま置いておき、常温で解凍する方法ならもっと早く食べることができますが、こちらは風味や触感が落ちてしまう可能性があります。ドリップや結露する原因となり、傷みやすくなるので注意が必要です。

冷凍食品を電子レンジで解凍することもありますが、冷凍おせちの場合はNGです。風味や触感が落ちてしまうだけでなく、見た目も悪くなりせっかくのおせち料理がだいなしになってしまいますよ。

まとめ

冷蔵の生おせち、冷凍のおせち、どちらにもメリットとデメリットがありました。どちらのおせちにするかは、食べるタイミングや味へのこだわり、食べたいメーカーのおせちから選んでも良いでしょう。

最近は食品メーカーだけでなく、高級料亭や有名ホテルでも宅配のおせち料理を扱うようになりました。バリエーション豊かなおせち、選ぶのも迷ってしまいますよね。ますます手作り派は少なくなっていくのかも?

宅配のおせちを美味しく食べるには、保存方法や解凍方法に注意して、美味しく食べられるタイミングを逃さず早めに食べることを心がけましょう。