MENU

ピラティスとヨガの違い

2020 3/30

ピラティスとヨガ、どちらもマットの上で行うエクササイズであることや、似たようなポーズで似たようなウェアであることから、呼び方が違うだけでもしかしたら同じもの?と思っているかもしれませんよね。

ピラティスは「西洋のヨガ」ともいわれているようですから、余計ややこしくなるのですが、実はこの2つは似ているようでまったくの別物!起源も違えばなんのために行うのか、目的も違っています。

ピラティスとヨガの違いが分かれば、どちらにしようかな?と迷っている人も選びやすくなりますよね。それでは、ピラティスとヨガの違いについて詳しく説明していきましょう!

ピラティスとヨガの違いは?

ピラティスとヨガの違いについて、起源や目的、呼吸方法についてもくわしく見ていきましょう。

ヨガとは

健康のため、ダイエットが目的、しなやかなボディラインをつくるためにヨガを選び行っている人も多いですが、そもそもヨガは「修行」のために行われるものです。悟りを開くための仏教の修行に用いられてきたヨガ、スポーツやエクササイズとは異なるものです。

ヨガの起源

ヨガは今から約4500年前の、古代インドで誕生しました。仏教の修行として行われ、悟りを開くための「瞑想」に効果的なポーズをとったことが、ヨガのルーツとなっているようです。

2世紀~4世紀頃のヨガは、信仰のための祈りや儀式の手順が伝えられ、瞑想や座法がメインだったようです。現在のヨガのようなポーズは存在していなかったわけですが、その後の1000年頃になり、瞑想や座法に加えポーズと呼吸法を取り入れた「ハタ・ヨガ」が誕生します。このハタ・ヨガが派生し、現在のヨガにつながっているといわれています。

ヨガの目的

ヨガの元々の目的は修行でしたが、現在は精神を安定させ心身を整えるために行われます。ヨガのポーズはストレッチ効果があるので、体の柔軟性が向上し健康や美容への効果も期待できますが、本来の目的は精神的な充実、リフレッシュやリラックスです。

ヨガの呼吸方法

ヨガの呼吸は腹式呼吸です。普段は呼吸に意識を集中することはあまりないと思いますが、ヨガにとって呼吸はとても大事なもの、正しい腹式呼吸でなければ効果を得ることも難しくなるでしょう。

まず背筋を伸ばし、胸を軽く開いてお腹で呼吸します。口を閉じて鼻から息を吸いますが、ゆっくりと3~4秒かけて吸ってから一旦そこで3秒ほど呼吸を止め、その後6~7秒かけて息を吐き切ります。これを何度も繰り返しますが、リズムを守り呼吸することで精神的に落ち着くことができ、気持ちが安定してくると感じることができます。肺やお腹に空気が送り込まれていることを意識して呼吸してみましょう。

ピラティスとは

ピラティスは、リハビリのために考案されたエクササイズで、ヨガの動作も取り入れられているため、西洋のヨガとも呼ばれています。しかし、ヨガとは違い身体的な面だけに働きかけるので、リラックス効果はそれほど実感できないかもしれません。

ピラティスの起源

ピラティスは、ドイツ人の従軍看護士であったジョセフ・ピラティスが、戦争で負傷した兵士のリハビリのために考案したエクササイズです。捕虜収容所という限られた設備しかない場所で、ベッドの上でもリハビリを行えるように開発されたピラティスは、ケガから回復させるための筋肉の強化のほかにも、体の歪みを整える効果もあります。

兵士のリハビリだけではなく、一般的にピラティスが広まったのはジョセフ・ピラティスがアメリカに渡った後になります。ケガをしたダンサーがピラティスを行い、体を回復させるのに最適なエクササイズだと人気になったことで、今現在のピラティスのエクササイズにつながっています。

ピラティスの目的

ピラティスは本来リハビリのために行われてきたエクササイズで、インナーマッスルを鍛えて身体のバランスを整えることを目的としています。筋肉を増強させ体の歪みを改善し、関節の可動性を上げることでしなやかで柔らかい体づくりをすることも可能です。

歪みのないしなやかな体になることで、肩こりや腰痛を改善したりケガをしにくくなるという効果も期待できます。ピラティスもヨガも緩やかな動作で行いますが、ピラティスの方が動きが多く、トレーニングの要素が高いのが特徴です。

ピラティスの呼吸方法

ヨガが腹式呼吸であるのに対し、ピラティスは胸式呼吸で行います。肺や横隔膜、肋骨などをストレッチさせるように呼吸し、筋肉へアプローチします。ただ息を吸ったり吐いたりするのではなく、深く正しい呼吸と正確にポーズをとることが重要です。

とはいえ、腹式呼吸に比べ胸式呼吸は慣れないと難しいもの。リラックスして横になると、通常は腹式呼吸になるのが当たり前、意識しなければ胸式呼吸にはならず、しっかりと肺に空気を吸い込むことは簡単ではないかもしれません。

慣れていない胸式呼吸を行いながら、様々なポーズととる必要があるピラティス。ピラティス初心者なら、まずこの呼吸法をマスターするところから始めましょう。

ピラティスがおすすめな人・ヨガがおすすめな人

ピラティスかヨガか、どちらを選べばいいのか迷っている人もいるのではないでしょうか。自分がピラティスやヨガをやってみたいと思うようになったきっかけや、こうなりたいという目的によって、おすすめできるものが違ってきます。それぞれのおすすめな人について、詳しく見ていきましょう。

ヨガがおすすめな人

ヨガは精神面への効果が期待できるので、ストレスが多くそれが原因で心身の不調を感じている人におすすめです。ヨガの深い呼吸とポーズが精神を安定させ、日々のコンディションを整えてくれます。

また、ヨガのポーズはストレッチ効果も抜群で、普段あまり使われることがない筋肉を刺激し、しなやかな体づくりに役立ちます。筋肉を鍛えるような効果はそれほどありませんが、筋肉を刺激することで血流を促し老廃物を排出させやすい体作りもでき、肩こりを軽減させたりめぐりが悪いと感じる人にも効果が期待できます。

ですから、日頃からなんとなく調子が悪いと感じたり、体の調子と心の調子を同時に整えたい人に、ヨガはおすすめということになるでしょう。

ピラティスがおすすめな人

ピラティスもヨガと同じように、マットがあればいつでもどこでも手軽に行うことができますが、ピラティスはマットを使用して行うものだけでなく、マシンを使用して行うものもあります。

マシンを使用することで、高齢者やケガをしている人でも無理なくピラティスを行うことができますし、元々ピラティスはリハビリのために考案されたエクササイズなので、難しいポージングのヨガはハードルが高いという人でも気軽に始めることができるでしょう。

ピラティスはリハビリのために行うだけでなく、骨格の歪みが気になる人、姿勢が悪いことから体の不調を感じる人、筋力低下が気になる人などにおすすめです。慢性的な肩こりや、腰痛に悩まされている人にも最適なエクササイズだといわれています。

もくじに戻る

まとめ

ピラティスとヨガ、似ているようですが歴史も目的も異なることが分かりましたよね。どちらも呼吸が大事、呼吸が重要な意味をも持ちますが、正しい呼吸でなければ効果を実感しにくいでしょう。

ピラティスがインナーマッスルを鍛えて強い体幹を作り、骨格の歪みをただすことを目的としているのに対し、ヨガは精神を安定させ、日々のコンディションを整えることを目的としています。

でもどちらも心身を健やかに保つために行うという点は共通しており、正しく行うことができれば、高い効果が期待できるエクササイズです。また、1回や2回で劇的な変化があるわけではありませんから、どちらも継続することが重要になります。

ピラティスとヨガ、どちらを選ぶかは目的や自分が続けやすいかどうかを考慮して、選んでみてはいかかでしょうか。