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VDSLの速度が遅い!光配線方式へ変更する手順まとめ

2020 3/29

光回線の接続方法はひとつではなく3つ、そのうちのひとつが「VDSL方式」です。光回線を引いたけど、それがどんな方法なのかなんて知らないという人も多いのではないでしょうか。今現在VDSL方式を利用している人や、これから光回線への変更を考えている人のために、VDSL方式はどんな特徴があるのか、どのようなメリットとデメリットがあるのかを詳しく説明していきます。

VDSL方式と光配線方式とは

建物に引き込まれた光回線は、その建物の状況によって宅内での配線方法が違ってきます。光回線の3つの配線方法のうち、ここではVDSL方式と光配線方式について説明します。

VDSL方式とは

アパートやマンションなど、戸建てではない集合住宅で使用される光回線の多くがこの方式になります。電線から集合住宅にある共用スペースまでは光ファイバーを利用し、共用スペースから各部屋までは電話回線を利用します。

光回線を契約しているのですから、自宅まで光ファイバーが来ているのかと思うかもしれませんが、途中からは光ファイバーではなく銅線ケーブルである「メタル」回線になっています。一戸建てではそう難しくない光ファイバーの引き込みも、マンションなどでは構造上かなり難しいこともあり、このような方式を選ぶ場合が多いようです。

VDSL方式のメリット

▪既存の電話回線を使用するので工事が比較的簡単
▪宅内回線工事の費用が光配線よりも安い
▪ADSLよりも通信速度が速い

VDSL方式のデメリット

▪光配線方式と比較して通信速度が遅い

VDSL方式は、同じ電話回線を使用するADSLよりも通信速度が速いというメリットがあります。また、すでに宅内に引かれている電話回線を利用するため、光ファイバーケーブルで新たに配線工事をするよりも費用を抑えることができます。

一方デメリットとしては、宅内まで光ファイバーケーブルを引いてくる光配線よりも回線速度が遅くなることが挙げられます。インターネットを利用する時間帯によっては、混雑することによりさらに速度が遅いと感じられることも。

光配線方式とは

光回線を利用する場合、戸建てならこちらの方式になりますが、集合住宅でも一部採用されています。電線から建物までの配線、建物内部の配線まですべて光ファイバーケーブルを使用し、光ファイバー用の光コンセントという差込口を利用して「光回線終端装置」であるONUに接続します。このONUからは、LANケーブルでパソコンやルーターなどに伝送信号を送ります。

光配線方式のメリット

▪通信速度が速い
▪通信が安定しておりストレスがない
▪電話の利用やテレビ放送の視聴も可能

光配線方式のデメリット

▪ケーブルを引きこむための工事が大掛かりになる場合がある
▪光ケーブルは衝撃に弱く震災などの災害時に復旧が遅くなることも

通信速度が速く安定しているので、オンラインゲームや動画などもストレスなく楽しむことができます。インターネットの利用だけでなく、光回線を利用して電話の利用やテレビの視聴も可能になります。光ファイバーケーブルを利用する「ひかり電話」は、一般的な電話回線よりも料金を安く抑えることができ、電話番号を変更する必要はありません。

チューナーを設置すればテレビ放送を視聴することもでき、アンテナが不要で天候に左右されることなくキレイな映像を楽しむこともできます。

ただ、光ファイバーケーブルを引きこむための工事には、壁に穴をあけるなど工事が大掛かりになる場合があり、持ち家なら問題なくても借家などでは工事が行えない可能性もあります。

ちなみに、VDSL方式・光配線方式以外のもうひとつの配線方法であるLAN方式は、VDSL方式と同様にアパートやマンションで使われているのですが、採用されているケースがそれほど多くありません。

VDSL方式と光配線方式は自分で選べる?

VDSL方式と光配線方式、メリットとデメリットを確認し自分に合った方法を選びたいと思うかもしれません。でも、どちらにするのかを自分で選ぶことはできるのでしょうか?

戸建ての場合では、持ち家なら壁に穴をあける工事を行う光配線方式でもOKですが、もし借家なら大家さんや管理会社の許可が必要になるでしょう。戸建てではなくマンションやアパートなど集合住宅の場合、VDSL方式と光配線方式のどちらを選ぶか自分で決めることができない可能性が高いです。

すでに大家さんや管理会社の都合で配線方式が決められているので、自分で選ぶことができないというわけです。マンションやアパートなどの集合住宅の場合、多くがVDSL方式を導入していますが、中にはVDSL方式と光配線方式の両方を導入しているケースもあるようです。

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光配線方式に変更して申し込む方法

速度が遅い、動画やゲームでイライラすることが多いという場合、光回線方式に変更することでストレスなく快適にインターネットを楽しむことができるようになります。VDSL方式から光配線方式に変更するのは可能なのでしょうか?さっそく見ていきましょう。

サービスが提供されているか調べる(NTT)

まず変更したい建物(自宅)に対し、回線業者(NTT)のサービスが提供されているのかを確認しましょう。回線業者の条件を満たしていない場合は、残念ながら変更することが難しくなります。

その条件とは、集合住宅の建物なら規定以上の契約数が見込めること、それに配線工事が可能であるかということです。自分の住んでいるマンションでサービスが提供されているのかは、回線業者にそのサービスを申し込むことで確認することができます。また、NTTのサイトでも、光配線方式に対応しているかを判定してもらえるので確認できます。

けれどもたとえ回線業者がOKを出しても、集合住宅の場合は管理会社やオーナーの許可を得ることができなければ、変更するための工事を行うことができないでしょう。光配線方式に変更するための工事は簡単なものではありませんから、お願いしても断られるケースも多いようです。

費用の目安

マンションなどの集合住宅の場合、建物の外までの工事はその持ち主の負担となりますが、自分の部屋まで光ファイバーケーブルを引きこむための工事は自己負担になります。

屋内配線の工事を行うということで、その費用は標準で15,000円(税込16,500円)なのですが、工事が平日ではなく土日祝日だと割増料金が発生したり、年末年始などでも料金が異なるので確認しておく必要があるでしょう。

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光配線方式が提供されていなかった場合の対処方

光配線方式が提供されていなかった場合でも、諦めなくても大丈夫です。他の方法で光配線方式を利用することは可能です。

他の回線に乗り換える(電力系の光回線サービス、NUROなど)

NTTのフレッツ回線で光配線方式を導入することができなくても、電力系の光回線サービスやケーブルテレビ、NUROなどに乗り換えることで光配線方式を利用することができます。

モバイルルーターやホームルーターを使う

他の回線に乗り換える、といっても今の回線を解約したりなにかと面倒・・・というのなら、モバイルルーターやホームルーターを使う方法もあります。モバイル回線は遅かったり不安定なんじゃないの?と思うかもしれませんが、実はマンションで導入しているVDSL方式よりも速度が出る場合が多いといいます。

モバイルルーターやホームルーターなら工事は不要、モバイルルーターなら持ち運びも可能なので、家の外でタブレットを使う人にもオススメです。

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まとめ

VDSL方式と光配線方式、どちらにもメリットとデメリットがありますが、ストレスなく快適にインターネットを楽しむために、VDSL方式から光配線方式への変更を希望する人も多いと思います。

マンションなどの集合住宅では変更するための工事も簡単ではなく、サービスの対象外だと断れることもあるかもしれません。しかし、光配線方式への変更が無理だと諦めてしまうのはまだ早いです。

他の回線に乗り換えることを検討したり、モバイルルーターやホームルーターを利用することで光配線方式に近い速度でインターネットを楽しむことができるでしょう。